こんにちは、ワークマン公式アンバサダーのかずひです。年間300着以上の全身ワークマンコーデをSNS【 kazuhi.ch & Youtube】で発信しています!おしゃれで機能的でコスパに優れたアイテムが大好きです!
どんなアイテム?
今回ご紹介するのはフレイムテック®洗えるフュージョンダウンモンスターパーカーをご紹介します。ワークマンの超ヒットアイテムの一つと言っても過言ではなく、キャンプをする人ならみんな欲しいと思う機能がふんだんに盛り込まれたアイテムとなっています。火の粉に強い難燃素材で、なおかつ防寒もできちゃう、冬キャンプにもってこいの一着がなんと4900円。普通のアウトドアブランドなどで同様のスペックの商品を買おうと思ったら10倍以上はするのではないかと思います。
防融加工FLAME-TECH®(フレイムテック)って?
焚火はキャンプの醍醐味ではありますがお気に入りのダウンを着ていって火の粉が飛んできてしまい翌朝穴が開いていることに気づく・・・なんて経験ありませんでしょうか?僕はあります。そんな万が一に助かる防融加工ですがそもそも防融加工ってなんでしょうか?ワークマンの公式サイトによると
「FLAME-TECH®(フレイムテック)」とは、耐熱性のある樹脂の被膜を作ることで、生地の溶解を遅らせ、火の粉等の飛び火による穴あきがしにくくなるのが特長の機能です。
※鉄棒(ハンダゴテ)接触方法を適用(第三者検査機関調べ)
※防炎ではありませんので、ライターやマッチなどで直接炙ることは絶対にお止めください。
ということです。イメージはできるかと思いますが、消防服のように直接的な火に対して強いというわけではないので要注意です。火の粉が付着し、「あっ!」というタイミングで振り払うことで穴あきを防ぐことができるだけでも、安全面で安心な設計となっています。
極寒のキャンプにも耐えられる防寒性能
フレイムテックだけでもすごいのに、フュージョンダウンも搭載しているのがこちらの商品。ワークマンの中綿製品のもはや定番ともいえるフュージョンダウンですが、こちらはなんと天然ダウンを40%(ダウン9:フェザー1)60%には吸湿発熱の機能性中綿(ポリエステル8:アクリル2)をミックスすることで、暖かさを補完しています。
アウトドアでは欠かせない撥水加工
ワークマンのアウターではほぼ100%搭載されている撥水加工。これがないとアウトドアでは活躍できません。他のアイテムのようにスペック上の防水性能表記はありませんが、しっかりと撥水加工がついているので、雨に降られても長時間出なければしのぐことができます。
自宅で洗えるダウン
このフュージョンダウン製品の大きな特長の一つに「ウォッシャブル」があります。洗濯を10回繰り返しても撥水加工や防融加工は落ちません。アウトドアで使用するとどうしても汚れてしまいますが、わざわざクリーニングに出さなくても、自宅で洗濯することができるので非常に使い勝手がよいかと思います。
着てみると実際にどうなの?
もともと生地に厚みがあり、風もほとんど通さないため、包まれている感覚は強く、それだけでもかなり暖かいのですが、なんと、裏地にはブラックアルミ素材を使用し、これでもかという保温性能です。ブラックアルミはシルバーアルミの1.5倍の暖かさです。やりすぎ・・・笑
サイズ感は?
今回は新色フレイムチャコールのXLサイズ。オーバーサイズめのシルエットで着るのがトレンドな昨今、この感じであれば街着としても活躍間違いなしのカッコよさです。また、他のディアマジックダイレクトなどのアウターと違い、腕回りが結構余裕がある作りをしているので、中にボアフリースなど厚手のものを着ていても、窮屈に感じることなく重ね着することができる点も、ポイントが高いです。あまりに大きすぎる、という場合はドローコードを引くことで、腰を絞ってシルエットを変えることができます。
その他のディティールは?
個人的にワークマンのアウターはことごとくフードがついており、ちょっと邪魔だな、と感じることもしばしば。こちらのモンスターパーカーはフードをくるくると回し入れることで襟の中に格納することができます。この機構自体は非常に嬉しいのですが、そのせいもあって、若干襟立ちが良すぎて、固さを感じてしまうのが悩ましいところです。
これは個人的に嬉しい作りなのですが、袖口が2重になっています。こういう作りのアイテムが増えてきたのは嬉しいですね。イナレムプレミアムも同様の作りとなっています。これで腕を伸ばしたときに袖が引っ張られて寒い、ということを防ぐことができます。
ワークマンと言えば!?ポケットも豊富!
ワークマンのアウトドアウェアはとにかく収納力が高いのも特徴の一つです。左の胸ポケットはジッパーがついており、スマホやお財布を入れておくのに適しています。また、腰の二か所の大型ポケットにはフラップがついているので、落下防止にもなります。
改善できるとしたら?
これはフレイムテックアイテム全般に言えることではあるのですが、どうしても防融加工を施した表の生地が重たく感じます。さらには中綿、内張ととにかく生地量が多いので仕方ないのですが、ずっしりと感じます。基本はじっと座っている時などが活用シーンなのでそこまで気にならないかもしれませんが、街着としては若干のマイナスです。
また、前述の通り、フードを収納できる機構によって、襟が固く、高すぎる、というのが少し気になります。防風の役割も果たしてくれてはいますが、初代のモンスターパーカーと比較するとかなり固くなっています。ここは好みになってしまうかもしれませんが、私は個人的には初代くらいの襟が好みでした。
そしてこれはアウトドアに置いては若干致命的かもしれませんが、とにかくかさばります。オートキャンプじゃないと持っていくのは難しいかもしれません。着ていくならともかく、リュックの中にしまっておく、というのはちょっと現実的ではない重さとボリュームです。
この機能で、このかっこよさで4900円って大丈夫か?!と心配になってしまうくらいの完成度です。実際超品薄で入手困難になっていたほどの人気アイテムでした。新色もとても使いやすく、すべてのオートキャンパーに一枚持っておいてほしい逸品には間違いないです。