ワークマンオン公式ラインストアブログ

スタッフ紹介

山田耕史 (ヤマダコウジ)
ファッションアナリスト
大学在学中にデザイナーを志し、卒業後に服飾専門学校に入学し、その後パリへ留学。
帰国後ファッション企画コンサルティング会社、ファッション系ITベンチャーを経て現職。
ブログを中心に誰もが簡単にファッションを楽しめる情報を発信中。3児の父で兼業主夫としても奮闘中。
山田耕史のファッションブログ:
https://www.yamadakoji.com/
Twitter:@yamada0221
夏に嬉しい機能満載!スーパーアニエールボタンダウン 半袖ポロシャツ
山田耕史
2021/04/30 00:00

ジャケットのインナー、オススメは襟付きトップス

先日発売されたワークマン×山田耕史共同開発製品のソロテックススーツドットエアスーツ。主にワークシーンでの着用を想定して開発された新感覚のスーツ(セットアップ)です。 両製品とも、ソロテックスとドットエアという機能性の高い生地を採用しているため、いわゆる普通のスーツよりもカジュアルな印象が強めです。こういったスーツのインナーにはTシャツを合わせるケースが多いのですが、僕個人的にはテーラードジャケットのインナーには襟付きのトップスがベストマッチだと思っています。 スーツのインナーは襟付きのシャツが最も一般的なアイテムであるため、デザイン的にシャツから離れれば離れるほど、違和感が生まれやすいのです。 その点、ポロシャツのデザインはシャツと非常に近しいため、スーツのインナーにしても比較的馴染むアイテムです。

夏に嬉しい機能満載のポロシャツ

数あるワークマンの春夏製品のなかで、ソロテックススーツとドットエアスーツのインナーとしてオススメしたいのが、「スーパーアニエールボタンダウン 半袖ポロシャツ」です。

製品名にも冠されているアニエール加工により、繊維に付着した汗臭を消臭する機能だけでなく、 ニオイの原因菌の増殖を抑制する抗菌機能もあるので、夏場のワークウエアにぴったりの一着。しかも、毛玉防止機能まで備えているので、ガンガン洗えます。

スーツからアクティブシーンまで幅広く活躍

デザインは非常にシンプルですが、襟のカタチが崩れにくいボタンダウンカラーになっているので、一般的なポロシャツよりもキチンとした印象。

実用的な胸ポケット。

軽く、爽やかな肌触りの生地。

ドットエアスーツのインナーにしてみると、このように上品な印象ながらも、高い機能性で暑い夏でも気持ち良く過ごせるでしょう。

もちろん、普通のポロシャツとして日常のカジュアルファッションに取り入れるのも◎。ラフな印象の迷彩柄のハーフパンツに合わせると、大人の上品な休日カジュアルスタイルの出来上がりです。機能性の高さを活かして、アクティブウェアやルームウェアとしても活躍してくれるでしょう。

5色あるカラーバリエーションのなかで、特にオススメなのがホワイトとネイビー。汎用性が高いので、誰にでも似合い、どんなスタイルにもマッチしてくれます。

ワークウエアの機能美が活きた一着「エアロストレッチ4WAYジョガーパンツ」
山田耕史
2021/04/12 00:00

ワークウエアに生まれる機能美

ワークウエアの高い機能性はそのままに、デザインを徹底的にシンプルにする。ワークマンx山田耕史共同開発「エアロストレッチ4WAYジョガーパンツ」は、そんな僕の理想が実現された製品の1つです。

基本的にワークウエアにとってデザインは二の次。仕事現場での実用的なツールとして、機能性が最優先されています。とはいえ、そうして機能性を最優先した結果、まさに機能美と言うべき洗練されたデザインが生まれるのもワークウエアの面白いところです。 ですが、残念ながら機能とは無関係の過度なデザインが付け加えられることにより、せっかくの機能美が損なわれているワークウエアも少なくありません。

ワークウエアの機能美が活きた一着

僕はワークマンと共同開発を行うにあたり、基本的にお願いしていることは「デザインをシンプルにして下さい」ということ、ただそれだけです。 そうして生まれた「エアロストレッチ4WAYジョガーパンツ」はワークウエアの機能美が徹底的に活きています。

エアロストレッチ4WAYジョガーパンツ」の最大の特徴は裾に向かって細くなっているシルエット。

後面から裾を見ると、リブが配されていることがわかります。これにより、足さばきが軽快になり、ワークの現場での事故の減少に繋がります。もちろん、自転車やジョギングなどのアクティブシーンでも活躍してくれるディティールです。

前面にはリブはありません。これにより、すっきりとした印象が生まれます。

ベルトループにはD管。

スマートフォンを入れるのにぴったりな太ももには設けられているポケットは、デリバリーなどでバイクに乗るワーカーに好評だそうです。

膝部分は立体的なつくりになっており、脚の屈伸がスムーズに行えます。

バックポケットはジップが付けられ、貴重品を入れていても安心です。

非常にストレッチ性が高く、薄く、軽い生地。

更に撥水加工も施されています。

カジュアル&キレイ目春のシャツスタイル

徹底的にシンプルなデザインなので、合わせる服を選びません。オーセンティックなワークシャツにTシャツという、ベーシックなアメカジコーディネートには難なくマッチします。

また、ちょっと上品な雰囲気もOK。キレイ目な印象のストライプ柄のシャツにもすんなり馴染みます。

もちろん、スポーツやアウトドアなどのアクティブウェアとの相性は更に良好。これからの外に出たくなる季節にうってつけの一着です。

機能性を徹底追及して実現した洗練デザイン「WM Bizz(ダブルエムビズ) 裏綿ストレッチマルチスラックス」
山田耕史
2021/04/07 00:00

あの日楽しんでいた「ワークマンでの宝探し」

「ワークマンはオシャレになった」。確かにそうです。
以前と比べると商品のファッション性はここ数年で飛躍的に向上しました。セレクトショップなどのファッション専門店に置かれていても違和感のない商品だって少なくありません。
僕個人的には、ファッショナブルな商品が増え、人気が高まるワークマンを見て嬉しい反面、ちょっと寂しい気持ちがあるのも事実なんです。
僕がワークマンと出会ったのは約10年前。当時のワークマンに並んでいたのはお世辞にもファッショナブルとは言えない、リアルワーカー向けのガチワークウエアばかり。とはいえ、僕は当時のそんな商品の中からファッションにも使えそうなアイテムを見つけるという、宝探し感覚を楽しんでいたんです。
「もう今のワークマンでは昔のような宝探しはできないかな?」と思っていたのですが、それは僕の勘違いだという事に気付きました。
今回ご紹介する「WM Bizz(ダブルエムビズ) 裏綿ストレッチマルチスラックス」をワークマンプラスの店頭で見つけたからです。

機能性を徹底追及して実現した洗練デザイン

オンラインストアでの「WM Bizz(ダブルエムビズ) 裏綿ストレッチマルチスラックス」の説明文がこちら。
”ワークマンの今まで培ってきた技術を全て注いだ一着。
着心地、動きやすさ、安全性、利便性など、あらゆる角度から機能を徹底追及。
突起物がないデザインなので、小さなキズでも問題になる作業などにも最適。”
この文章だけで、「WM Bizz(ダブルエムビズ) 裏綿ストレッチマルチスラックス」がガチのワークウエアであることがわかるでしょう。
そのデザインは意外にも洗練されています。その理由はブラック一色で統一されたボディカラーに依るところが大きいでしょう。

特徴的なのは、膝のディテール。

太もも前面に作業用具が簡単に出し入れできるマジックテープ式のポケットが設けられています。

脇のポケットは左右ともに二重構造になっており、小物の収納にぴったり。

後ろポケットは独特の形状になっています。出し入れがしやすいように配慮された、機能性のためのデザインですが、非常に洗練された印象も持ち合わせています。

そして、ウエストの脇部分にゴムが付けられています。作業中にかがんだりしても、お腹を圧迫しないためのディテールですが、こういった機能は日常生活でも嬉しいですよね。

膝後部にはリフレクターが配されているのですが、ボディとほぼ同色で目立ちません。

ガチのワークウエアでありながら都会的

このように、機能性を極限まで追求したガチのワークウエアでありながら、モードの雰囲気すら漂う都会的な印象も感じられる一着。ファッション的にも幅広く着用できます。

まずは、ワークウエアの雰囲気を活かしたストリートコーディネート。カレッジプリントのスウェットパーカを合わせれば、スケーターの雰囲気も感じられるカジュアルコーディネートの完成です。

続いて、洗練された印象を活かしたシャツコーディネート。普通のシャツよりも少し厚手でくだけた雰囲気のツイル素材のシャツを選べば違和感なく上品な印象にまとまります。

リアルワークの現場だけでしか着用されないのは実にもったいない一着。これまで目を向けていなかった商品を手にとってみたら、面白い発見があるかもしれません。