
ルーズシルエットトレンドは今後も継続の予感
今回は、当連載では珍しくファッショントレンドについて。ひとくちにファッショントレンドと言っても、ウィメンズとメンズで違いますし、アイテムや色、素材など様々な要素がありますが、今回はメンズのシルエットについて考えてみます。
ウィメンズに比べると、メンズのファッショントレンドはサイクルがゆっくりしています。つまり、一度流行ったトレンドが、人気であり続ける期間が長いということです。
シルエットで言うと、2000年代前半から2010年代の後半までの約15年は、ずっとスリムシルエットがトレンドでした。その後、2010年代終盤からルーズシルエットがトレンドになっており、現在も継続中です。前回のスリムシルエットのトレンドが約15年続いたことを踏まえると、トレンドになってからまだ10年も経っていない今回のルーズシルエットのトレンドはこれからも継続すると考えるのが妥当でしょう。実際に、世界一ファッショントレンドのサイクルが早い街である東京を歩いていても、ファッション感度の高い若者たちはまだまだルーズシルエットを着用しています。最近はトップスのシルエットがコンパクトになる傾向がありますが、ボトムスはルーズシルエットが主流のまま。まとめると、ルーズシルエットのボトムスは、今後暫くの間はトレンドアイテムとして活躍してくれるということです。
前置きが長くなってしまいましたが、今回紹介する「ワイドフィットパラシュートカーゴパンツ」は、これからもトレンドであり続けるであろう、ルーズシルエットが特徴の一着です。ベースとなっているのは、ワークウェアやミリタリーウェアをルーツに持ち、カジュアルパンツとして定番的な人気を誇るカーゴパンツです。

生地は薄手のコットン素材。非常に軽いので動きやすく、夏場でも涼しく過ごせそうです。

ウエストはベルトループに加え、ゴムとドローストリングの3WAY仕様。自分の好みに合わせたフィット感が得られます。

裾にもドローストリングが配されており、絞って穿くことも可能です。絞った場合、紐を踏んでしまわないように、結んでまとめておくと良いでしょう。


サイドにはビッグサイズのカーゴポケットを配置。

後面右側にもポケットが配されています。


取り入れるだけで今っぽい雰囲気に
先述の通り、ルーズシルエットのパンツはトレンドアイテムなので、取り入れるだけで今っぽい印象になります。春先の今なら、羽織アイテムにTシャツ、スニーカーを黒でシンプルにまとめたコーディネートならば、老若男女着る人を選びません。

サックスブルーのストライプシャツや、ミントグリーンのニットなど、春らしい爽やかな色合いにもマッチします。ちなみに、身長176cmでLLサイズを着用しています。

「ワイドフィットパラシュートカーゴパンツ」は、今回ピックアップしたグリーンのほか、ブラックとオリーブの3色展開で、1900円というお手頃価格。ファッション性だけでなく、速乾とUVカットというワークマンならではの機能も備えています。是非、試してみてください。
